奈川県漢詩連盟         

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 6月21日(水)に神奈川県近代文学館で当連盟の平成29年度総会が開催されました。また総会後は全日本漢詩連盟の石川忠久先生の特別講演の講演も行なわれました。特別講演はこのホームページでもトピックスの中で聴講できます。
   
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トピックス     絶句 僧顯萬

   萬松嶺上一間屋

   老僧半間雲半間

   五更雲去逐行雨

   囘頭却羨老僧閑

   (PCにない旧字は常用漢字を
   用いています)
    

絶句(ぜっく) 僧顯(そうけん)(まん)
    (ばん)(しょう)嶺上(れいじょう)一間(いっけん)(おく)
    老僧(ろうそう)半間(はんげん)(くも)半間(はんげん)
    ()(こう)(くも)()って(こう)()()
    (こうべ)(めぐ)らして(かえ)って(うらや)
   老僧(ろうそう)(かん)

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牛山香流氏画


  上の漢詩鑑賞

以前の漢詩鑑賞は「漢詩鑑賞」欄に掲載されています       


    【通釈】 起句 万松嶺の頂きのほとりにある、ひと間だけの小さな庵
        承句 そのひと間の半分に、老いた私が棲んでおり、残りの半分は雲の棲み家。
        転句 朝、夜明け前になると、雲は出かけて行き、山に降る雨を追いかけながら、
       結句 ふりかえって、この老僧の(ひま)な姿を羨んでいるのだ。

    【語釈】 
萬松嶺 山の名、今の浙江省、杭州市の南にある。
       一間屋 ひと間だけの庵。
       五更  午前四時頃。更は漢代以後、夜を五つに区分した時刻の称呼。
       行雨  降る雨。
       却   かえって。悠然たる雲は古来人の羨む対象であるのに、逆にの意。

    【押韻】 平声、刪韻、間、閑。

    【解説】 顯萬は南宋の僧侶。この詩は万松嶺上の小庵に独り棲む自らの生活ぶりを詠じたもの。
       雲を擬人化して、一室に共に棲むという面白い発想は、唐の陸亀蒙(唐末の隠士、蘇
       州の人)の次の詩に基づくもの。
            山中僧      
          手関一室翠微裏  ()ずから一室を()ざす翠微の(うち)
           日暮白雲棲半間  日暮白雲半間(はんけん)に棲む
           白雲朝出天際去  白雲朝に出でて天際に去るも
           若比老僧猶未閑  ()し老僧に比せば猶お未だ閑ならず

                                       以上
                                         (玉井幸久)