神奈川県漢詩連盟    5月29日市川桃子先生漢詩講演会開催
                        
演題:李白の「白髪三千丈」詳細は開催行事欄に掲載


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    【通釈】 起句 私は一人で、ひっそりと草々の生い茂る谷川のほとりに立ち、
        承句 頭上には樹木の深いしげみの中でうぐいすが鳴いているこの静かな風趣を
          しみじみと愛でている。
        転句 川の流れは、春の雨で夕方になり急に水かさを増し、
       結句 野原の中の渡し場には人影もなく、舟が一艘寂しく横たわっている。

    【語釈】
滁州  地名、今の安徽省滁県。南京の対岸の西北。
       西澗  滁州の西を流れる谷川の意。
       澗辺  谷川のほとり
       幽草  深く生い茂った草。
       黄鸝  こうらいうぐいす。ちょうせんうぐいす。日本のうぐいすに似て、やや
           大形という。
       深樹  奥深く茂っている樹木。又その樹木の中。
       春潮  春のうしお。
           潮は海水の満ち引きの意。又上げしおをいう。揚子江では海の上げしおが、
           相当上流にまでさかのぼるといわれている。春の支流の水位にまで影響を
           及ぼしているのかも知れない。
       晩來  夕方。
       野渡  野原を流れる川の渡し場。

    【押韻】 平声、庚韻。生、鳴、横。

    【解説】 韋應物(737?‐?)は中唐の詩人。天性高潔で詩作に優れ、詩風は王維、孟浩然の
       流れをくみ柳宗元と併せて自然派詩人として有名。この人の詩は平成三十年十一月
      「秋夜寄二十二員外」を鑑賞ずみ。
       今回の詩は、作者が滁州刺史(長官)であった時の作。自然派詩人としての面目躍如
       たる作品で、わび、さびを歌う日本の和歌にも通底するような、味い深い佳作です。
                                      (玉井幸久)